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2020-01

「鷺沼地域の住環境を守る会」10階から5階へ 画期的勝利

■2010年10月:9年間の反対運動、高さ半減を実現して解決

2001年秋から丸9年間におよび闘ってきた川崎市宮前区鷺沼の東急高層マンション反対運動が昨年末解決した。

かつて東急が分譲した閑静な低層住宅地の目の前に31メートルの高層マンションを建設する計画が持ち上がる。計画地(2.7ヘクタール)は私立サレジオ学園跡地で15メートルの高度地区に指定されている。ここに2倍以上の高さが可能なのは、公開空地を設けることで高度地区の適用除外を受ける都市計画法の規制緩和、「高度突破」を活用するからで、建築基準法の総合設計制度と同様の手法である。

ここで問題となったのは、公開空地とするものが袋状の中庭で公開性が微塵もないこと。
だが、川崎市は「高度突破」を認めた。市民の反対運動は激しい抗議行動の結果、工事妨害禁止仮処分を受けたものの、裁判闘争と工事監視活動を継続した。

2003年、工事現場から大量の廃棄物が見つかったことから予想外の展開となる。調査の結果、地下水を含める土壌汚染が発覚。工事は中断を余儀なくされる。そして2004年、ついに5階まで建ちあがっていた躯体すべての解体撤去となった。

汚染除去の作業終了後に発表された新たな計画は、建物の高さが15メートルに変更されていた。また、問題の公開空地は前面の6メートル道路に沿った幅9.5メートルの遊歩道となり、道路をはさんで向き合う戸建て住宅街との距離が大幅に改善された。

*****

もうひとつ、緑の保全と市民の憩いの場を求める小田急向ヶ丘遊園の9年におよぶ市民運動が、企業と行政を動かして、跡地の四分の三を緑地保存することに。2007年、小田急は7.2ヘクタールの事業地に850戸の大型マンション計画を発表した。だが2年後、リーマンショックなど外部環境の変化から計画を撤回、昨年3月新たな見直し計画を公開した。前計画の5階~6階850戸が、新計画では戸建て60戸、3階160戸と大幅に縮小していた。「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会」は裾野が広くユニークな運動を展開している。

▲まち連ニュースNO.94 2011年1月19日(水)
http://www011.upp.so-net.ne.jp/matiren/index.html

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