2017-06

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景観の恩恵を受ける利益 法律的に保護されない

■浅草の景観訴訟 住民ら敗訴 

東京・浅草の浅草寺の近くに建設されている超高層マンションについて、浅草寺と周辺の住民が「歴史的な景観が損なわれる」と主張して、高さ制限などを緩和した東京都の許可を取り消すよう求めた裁判で、東京地方裁判所は、「地域の住民が景観の恩恵を受ける利益は法律的には保護されない」と判断し、訴えを退けました。

この裁判は、雷門などで知られる浅草寺の西側およそ400メートルの一画に建設中の、地上37階建て、高さ133メートルの超高層マンションをめぐり、浅草寺と周辺の住民5人が「歴史的な景観が損なわれる」と主張して、高さなどの制限を緩和した東京都の許可を取り消すよう求めたものです。

判決で、東京地方裁判所の川神裕裁判長は「浅草寺周辺の景観は歴史的環境として価値を持っていることは否定できないが、都市景観を守ることは、いくつかある目標の1つにすぎない。景観法などを考慮しても地域住民が景観の恩恵を受ける利益まで法律的に保護すべきとは言えない」として訴えを退けました。

判決について、原告の住民は「台東区のまちづくりの基本計画では、現場の地域には高層マンションは建設すべきではないとしているのに、判決はこの計画を単なる努力目標としてしかみなしておらず不当だ。浅草の景観を守ることは国民全体の利益となるので認めてほしかった」と話しています。

一方、東京都は「開発許可は市街地の整備に資するとした都の判断が全面的に認められたものと考えている」と話しています。

▲NHKニュース 2010年10月15日(金)

△東京・浅草寺、景観訴訟で敗訴

東京・浅草で建設中の高さ約130メートルのマンションをめぐり、景観などの住環境が悪化するとして、浅草寺と周辺住民5人が東京都に対し、建築物の高さ制限や容積率などを緩和できる「総合設計許可」の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、訴えを全面的に退けた。

総合設計許可は建築基準法に基づき、500平方メートル以上の敷地に一定以上の空き地を設けた建築物について、市街化環境改善への見返りとして容積率や高さ制限などの緩和を認める制度。

川神裕裁判長は、建設地から100メートル以内に住む4人の請求は「計画は総合設計許可の要件を満たしており、都の許可に裁量権の逸脱はない」として棄却。

約200メートル先に空き地を所有する浅草寺と、建設地から最も離れた住民1人については「日照や通風の影響は認められない」として原告適格を認めず、訴えを却下した。

▲山陽新聞 2010年10月15日(金)

△浅草寺敗訴、超高層マンション訴訟で都の設計許可認める

東京都台東区に建設中の超高層マンション「浅草タワー」の高さ制限を緩和した都の設計許可が区の計画に反するなどとして、浅草寺と周辺住民が都などに許可取り消しを求めた行政訴訟の判決が東京地裁であり、浅草寺側の訴えが退けられた。

川神裕裁判長は15日、原告である浅草寺側の請求について「棄却する」と述べた。理由については特に言及しなかった。敗訴となった浅草寺側弁護人、神楽坂キーストーン法律事務所の富田裕弁護士は、東京高裁に控訴するかどうかについてこれから検討する方針を示した。

浅草タワーは昨秋に着工して現在2、3階部分の建築が進んでいる。完成は2012年2月の予定。総戸数は693戸(販売は598戸)で6月から販売が始まり、現在247戸が売り出されて約8割が成約している。建築・販売が進んでいる浅草タワーの計画が、訴訟で影響を受けることはひとまずなくなった。

ポールヘイスティングス法律事務所・東京訴訟部代表の高取芳宏弁護士は、この訴訟について「通常このように行政機関の出した許可を覆すのは難しいと言われている」と述べた。背景として「裁判官は行政機関の許可などの判断について権限を超えた濫用的なものでなければ基本的に行政機関の裁量を尊重する」と語った。

○景観利益

建築条件を緩和できる総合設計制度を使う浅草タワーは地上37階になる予定。マンションの高さは5階程度と定めている区の計画に浅草タワーは沿わないとして、浅草寺側が昨秋に総合設計許可取り消しを求めて提訴していた。これに対し東京都側は、景観に影響が出る距離に浅草タワーはないなどと主張して全面的に争った。

浅草タワーの事業比率(事業総額の出資・利益配分の比率)は三菱地所が7割(子会社藤和不動産を含む)、三菱倉庫が3割。事業総額は非公開。米ゴールドマンサックスが実質的に子会社化して再建しているフジタが施工を手掛ける。高取弁護士は「景観利益は司法で認められてきた利益として存在するが、市民にとって司法の場で具体的に使いやすいものには未だなっていないと評価できる」とも付け加えた。

浅草寺は都内最古の寺院で、年約3000万人が訪れる。世界最大の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーが3月に集計した外国人に人気の日本の観光地で浅草寺は米国で5位、欧州5カ国と中国で2位(サイト所在地への昨年のアクセスで集計)と外国人に人気は高い。

▲ブルームバーグ 2010年10月15日(金)

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