FC2ブログ

2020-04

鎌倉・大船観音前マンション開発訴訟

■鎌倉・大船観音前マンション開発訴訟

鎌倉・大船観音前マンション開発は、鎌倉市が許可したものを住民の訴えにより県開発審査会が2度に渡り取消した。
開発業者は、県を相手に横浜地裁に提訴したが全面敗訴し、東京高裁に控訴した。
横浜地裁で鎌倉市は業者側の補助参加人となっていたが、高裁でも同じく補助参加人として、準備書面を提出していたことが平成21年12月3日わかった。
その提出日は、石渡徳一前市長の退任直前の10月28日だった。

10月25日鎌倉市長選があり、立候補した渡辺・松尾候補とも業者側への補助参加を取り止めるとマニフェストで約束していた。
市長選が始まった時点で、どちらが勝っても訴訟取り下げが決まっていたと言える。
12月15日、第一回の口頭弁論が東京高裁で開かれる予定であり、松尾市長がマニフェスト通りに15日までに補助参加を取り下げるかどうかが注目されている。

市は準備書面で「原判決は、行政不服審査法の解釈を誤って控訴人の請求を棄却したもの」と真っ向から原判決に反論している。

東京高裁への業者による準備書面提出期限は10月28日であったが、補助参加人の準備書面提出期限の定めはない。裁判中なら補助参加人の意思でいつでも出せる。
石渡前市長や担当部署は松尾新市長に判断を任せるべきであるにもかかわらず、準備書面を10月28日に提出した。
12月15日の第1回口頭弁論から参加するにしても松尾市長の任期は11月1日からであり、それからでも充分に検討し提出する時間があったわけである。

◇疑問点
1)鎌倉市は提出を遅らせることが出来るかどうかを東京高裁に問い合わせもせずに、松尾新市長のマニフェスト(訴訟取り下げ)に反して訴訟参加する準備書面を提出した。

2)市は業者から訴訟の補助参加を求められ、「この裁判で敗訴すれば市に対して損害賠償を請求する」と言われて平成20年8月に補助参加した。
 その時も議員から「なぜ業者側に補助参加をするのか。業者を利することにならないか」などと反対意見が出た。
 この意見に対し、市は「業者を利するのではなく、この裁判で事実関係を明らかにし、市の立場を説明することが市民のためになる」と苦しい説明をした。
 今回の東京高裁への準備書面で原判決に反論したことで、市が業者を利することがはっきりした。
 これは横浜地裁の補助参加での説明とまったく反対であり、市民に対して「嘘」をついていることになる。

3)そもそも開発許可権限は鎌倉市が申し出て県から委任されたものである。
 市の許可を県が取消した。この裁決に従い市が業者の許可を取消した。だから、市が県の裁決を間違いだという主張はおかしい。(行政組織から)
 この主張では、県と市の泥仕合になるから東京高裁は市の補助参加を認めないと考える。

12月3日12月定例鎌倉市議会の一般質問の中で、松尾市長は大船観音前マンション開発問題について、「市の判断は間違っていた」と鎌倉市が開発許可を出したことが間違いだと初めて認めた。
また、開発許可取消により工事が中断したままの用地を、「公共的な利用を検討していきたい」と、市が取得する考えがあることを初めて示した。

東京高裁に準備書面を提出した際の鎌倉市関係者(石渡市長、金沢・佐野副市長、担当部署の職員、準備書面に名前が出ている顧問弁護士、市職員の補助参加人指定代理人7名)の行為は松尾市長の意向に背いていることになる。
また、今回の市長選における鎌倉市民の意思をないがしろにしたことになる。

12月7日12月議会で早稲田夕季議員(民主)は、なぜ10月28日に補助参加をする必要があったのか関係者に説明を求めた。
市は「担当者が東京高裁に準備書面の提出について聞いたところ、業者と一緒に出してくださいと言われたから出した。(松尾新市長の意思確認するために)延期できないか等の問い合わせはしておりません」と回答した。

行政ミスを発生させた市が業者の意向に沿えば責任の先延ばしが出来る。
業者の意向に逆らえば自らへの賠償責任が早まるからだと考えるのが妥当である。
そこには行政のエゴしか見えず、市民や隣接住民の安全・安心を後回ししたことは明白です。

早稲田議員は、市職員が松尾市長の意向を無視し、石渡前市長や業者の意向を優先して訴訟参加をしたことを批判し、都市調整部・都市整備部・景観部の各部長にこれからは松尾市長の指揮・監督に服するかと聞いた。答えは従うとのことだった。

民主党は先の市長選で松尾候補に対立したにもかかわらず、12月市議会ではまるで松尾市長支持派のように「松尾市長リーダーシップを発揮してください」とエールを送っていた。
共産党の高野洋一議員も関連質問で松尾市長の「15日口頭弁論までに結論を出す」という発言に対し、「しっかりと判断してください」とまるでエールを送るように話した。

市長選で松尾候補を応援していない市議が市長を支援し、市長選で応援していた市議(浅尾代議士系市議や鎌無会の市議)が大船観音前マンション問題でダンマリを決め込んでいる。この人たちが何を考えているのか理解できない。

12月14日市議会の全員協議会にて正式に松尾市長の判断が示されることになった。

▲JANJAN 2009年12月15日(火)by 市民記者

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

no16F no10F