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2020-01

市が建設に反対なら 放送波による受信は無理

■地デジ見られない? 中継局設置進まず 鎌倉市「景観保全」で難色

 地上デジタル放送への完全移行が2011年7月に迫る中、鎌倉市が地デジ難視地域になる恐れが出てきた。解消へは中継局(アンテナ)の設置が近道だが、市側は景観保全を理由に難色を示している。放送局側の試算では、想定される県内の難視地域のうち75%超が鎌倉市内。これまでのところ中継局設置以外に有効な打開策もなく、難しい対応を迫られそうだ。

 デジタル放送はアナログ放送に比べ電波の周波数が高い。乗せられる情報量が増える半面、真っすぐ飛ぶ性質があり、鎌倉のように起伏の激しい土地では電波が届きにくくなる。

 完全移行を前に放送局側は、アナログ放送エリアの100%カバーを目標に中継局設置を推進。基本的には現在のアナログ放送中継局の場所に設置し、難視地域には新たな中継局を整備する手法を取っている。

 放送局によって違いはあるが、鎌倉市内は現在、大半の世帯が東京タワーから直接、または湘南平の中継局経由で電波を受信している。この状況でデジタル放送に移行すれば、民放で約5千世帯、NHKとテレビ神奈川で約3千世帯が難視地域になるという。

 状況改善に向け、放送局側は08年10月、市側に具体的な候補地を含む中継局設置案を提示した。

 対して、市は難色を示した。中継局は特性上、周囲に障害物のない山の尾根などに建てるのが一般的で、高さも建設場所によって違いはあるが最低でも15メートルほどになる。鎌倉の山は古都保存法で歴史的風土特別保存地区に指定。20メートルを超える工作物は建てることができず、20メートル以下でも市が意見を付けた上で県の許可が必要となる。

 市経営企画部は「世界遺産を目指す上で、景観や緑を守ろうというのが市のスタンス。中継局ありきではなく、いろいろな方法を検討してほしい」と指摘。しかし、ケーブルテレビ(CATV)や光ファイバーを活用する方策は、契約者となる市民に負担を強いることになる。屋外で使用する携帯電話のテレビ視聴でも課題が残る。

 総務省関東総合通信局は「市が建設に反対ならば、放送波による受信は無理。どこかに建設させてほしいとお願いするしかない」としている。

 建設工事や手続き、受診者側の準備などを勘案すると、今年4月ぐらいにはある程度のめどをつける必要があるという。市は「一番困るのは市民。放送局側と知恵を出し合いながら一番良い対策を考えていきたい」と話している。

▲2009年3月28日(土)

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