2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

平塚市のまちづくりにもの申す(1)

■高度地区の変更案について 市民の意見書■
平成20年8月5日
平塚市長 大蔵律子 殿

高度地区の変更案についての意見


 平成20年7月15日付広報「ひらつか」に、「高度地区の変更案を受け付けます」とありましたので、下記2点について意見を提出します。

1、住宅地域の敷地面積による高さの緩和規定について
  10,000㎡以上の敷地面積の土地に対しては、基準の高さ15mを超えて、31mまで緩和できるとなっています。これは、まさに「杏雲堂跡地マンションの高さ」を規定の一つとして定めているように思われます。
長い間、住居地域では10~15m以上の高さの建物は建たないものと信じて生活してきた平塚市民にとって、この「杏雲堂跡地マンション」の高さは晴天の霹靂の出来事でした。事業者案が示された当時、1ヶ月という短い期間に建物の高さについて署名1万余筆が寄せられた事実が、市民に与えた衝撃を物語っています。
この署名簿は、<湘南にはあくまでも広く高い空がふさわしい。自分達が愛し誇りとしてきた平塚の海岸地域も湘南海岸地帯の一つとして、この空間を守り続けたい。平塚市民が長い間守ってきた従来の15mの高さを存続したい!」という1万人余の願いが込められたものでした。
行政のご協力もあり当初の事業者案より低くなりましたが、決して31mに納得した結果ではありません。1万筆余の市民の心は、あくまでも「長い間、守られてきた10~15m」なのです。そして、市民のこの気持ちは海岸地帯だけに対してではありません。
せめて、市内第一種中高層住居専用地域においては、10,000㎡以上の緩和規定をはずしてください。それこそが、現在住んでいる人にも、これから平塚に住もうと願う人にとっても、【住環境の維持と保全】に適うものだと考えます。

2、より多くの専門家による「事業者案を審議する検討会議」の設置規定を
  もし、緩和規定を設けるとなった場合は、上記のような<より多くの専門家による「事業者案を審議する検討会議」の設置規定>を設けることを要望します。
  従来のような<付近住民に対する事業者の説明会開催>で良しとせず、建築家のみならず、まちづくり全体を研究する専門家等、幅広い人材を委嘱した検討会議を必ず開催することを規定する項目を入れてください。
  そして平塚市の責務として、【より良い住環境を維持保全するまちづくり】を目指す手段として、事業者案が平塚市の住居環境としてふさわしい質であるか、まちづくりの観点から周囲との調和は適っているか、沿道・周囲との緑の保全は果たされているか等を、まちづくり専門家が住民・事業者からヒアリングを行う。また、日照、眺望、プライバシーについて地元の付近住民の声をヒアリングする機会を設ける等、実地に検討する機会を設けてください。

市への意見
 「高度地区の変更案」に対するパブリックコメント募集は、昨年9月末を締切として行われました。
しかるに、6月17日の本会議において、今年3月・4月に提出された事業者関係団体の意見を、「内容が適切と判断したので『高度地区案』に盛り込んだ」という事実が答弁としてありました。募集期間を半年も経過した後に提出された意見、しかも案に大いに関係する事業者団体からの意見を取り入れるという市の姿勢は大いに疑問といわざるを得ません。
 「なぜ、募集期間を大幅に過ぎた意見を取り入れたのか?」「今後も取り入れる方針か?」という質問に対し、市の回答は「パブリックコメント実施要綱に従った」「団体の意見でも市民の意見でも、適切と判断したら意見の受付期間が終わっても受け付ける。ただし、市民一人ひとりの意見は受け付けないが、市民も団体として言ってくれば受けつける」というものでした。
 これは、明らかに基本的におかしいと考えます。

◆何のための募集期間設定なのでしょう。
   お互いの仕事の便宜上、同一職種で構成している団体は、すぐに意見が纏まり提出できるはずです。 パブコメ募集期間中に、なぜ出さなかったのか?そこが問われるべきではないでしょう?
   何かを行う場合、期間を設定して守る。これは社会の最低の規範です。そこを守れなかった人の意見を取り入れては、社会のルールが根底から崩れます。募集を守って提出した人、期間終了後に気付いて諦めた人など、ルール遵守の人を踏みにじるものではないでしょうか。

◆「適切と判断した」と市は説明しましたが、適切とは、何を持って適切なのでしょうか。
   「案」に対しての賛成・反対意見について、市は、本来、白紙のはずです。募集期間内の全ての意見を参考にする、があるべき姿でしょう。
募集期間後の意見が適切だったので入れたとなると、誰が、どういう理由で適切と判断したかが問題になります。また、適切でないと判断されることも当然ある・・・となると、非常に不透明なアンフェアーな行政措置と受け止めます。これは、透明性をうたっている市の姿勢に、自ら大いに反した行為ではないでしょうか。

◆市民一人ひとりの意見は受け入れないが、団体なら受け入れる、とは。
先にも述べましたが、仕事の便宜上、同一職種で構成している団体は、すぐに意見が纏まり提出できるはずです。個人が意見を提出するために団体を構成するには、かなりの努力と期間が必要です。それを同一に論じるのは、締切期限無視と共に、明らかに不公平ではないでしょうか。本来、基本的人権とは、一人ひとりの意見が尊重され、平等な機会が提供されることを含むものでしょう。
しかも「団体だから意見を聞き入れた、聞き入れる」となると、所謂、「力によるごり押し」を市行政が議会という公の場で認めたことに他なりません。このようなことが公に答弁される議会が他にありましょうか。
まさに、平塚市議会史上に、大きな汚点を残した答弁と言えましょう。

▲ショーナンなぎさヴォイス 2008年9月9日(火)

トラックバック

http://no16f.blog14.fc2.com/tb.php/452-419f5f9b

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

no16F no10F

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。