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2020-04

首里城の高さに配慮 高層マンション計画が変更に

■県民の財産の景観を一つのビルが破壊するのは許してはならない

沖縄の歴史と文化を象徴する首里城の高さを海抜で上回る高層マンションを那覇市の新都心地区に建設する計画が、地元住民らの批判を浴び変更を余儀なくされた。同市が進める景観行政にも一石を投じた格好だ。

マンション予定地はもともと市庁舎移転候補地だったが、市が財政難から公募にかけ、大和ハウス工業などの共同事業者に優先交渉権が移った。当初は高さ100メートルのマンションなど5棟を道路ぎりぎりまで建てる計画だったため、近隣住民から不満が噴出。市は業者と協議し、3棟に減らして高層棟を沿道から後退させる案を住民に提示した。

ところが業者が採算を取るため、減らした棟数分の床面積を積み上げたため、計画マンションは34階建て、高さ136メートルと、新都心随一の高さに。周辺住民は圧迫感や日照の問題から計画見直しを訴えた。

またマンション最上部が標高167メートルと、約2キロ東の首里城の146メートルを超え、首里城の高台から一望できる東シナ海の水平線を分断することが判明。首里の住民も「県民全体の財産である景観を一つのビルが破壊するのを安易に許してはならない」(地元医師)と反対運動に加わった。

翁長雄志市長は「市全体の都市計画を考えると必要な開発だ」としていたが、市議会でも問題化。結局、2月に市が業者と結んだ契約に「首里城の高さに配慮する」との条項が盛り込まれた。

今年、景観法に基づく景観行政団体となった那覇市は、平成20年度中に景観計画の素案を作り2、3年以内に策定する方針。今回の騒動を受け、高さ規制も検討課題となりそうで、都市計画課の担当者は「建物の高さや色を歴史、文化と調和させた町づくりを目指したい」と話している。

▲サンケイ新聞 2008年3月8日(土)

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