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京都市新景観政策、高さ規制抵触

■京大新病棟、着工遅れ

京都大が医学部付属病院(京都市左京区)の外来診療棟西側に建設を予定している新病棟「積貞棟」が、市の新景観政策の高さ規制に触れるため、着工が遅れている。市は、都市機能の整備や景観の向上につながる建物については、高さ規定を超えることを認める制度を設けているが、市と京大の協議が長引き、当初の着工予定だった今月9日を既に過ぎた。京大は全体計画の見直しを迫られそうだ。

計画によると、新病棟は地上8階、地下1階に約300床を収容し、高さは約31メートル。建設予定地の高さ規制は20メートルのため、規制超過を認める市の「景観誘導型許可制度」への申請が必要となった。新景観政策の一環として昨年9月に設けられた制度では、建築主が市と事前に協議してから許可申請を行い、景観や都市計画などの専門家で構成する「景観審査会」が「特例」を認めるかどうかを決める。

新病棟の計画は、まだ事前協議の段階にとどまっている。新病棟が「特例」の第一号となる可能性が高いため、市は10メートルもの高さの超過を認めるかどうかや、景観に配慮したデザインになっているかどうかを慎重に見極めているとみられる。

京大は当初、今月9日に着工し、来年9月末の完了を予定していたが、ずれ込む見込み。新病棟の設置に伴い、診療科ごとの病床配置の再編や、「がんセンター」の一部を配置することも計画しており、影響が出そうだ。新病棟は、任天堂の山内溥相談役から70億円の寄付を受けて建設される。

▲京都新聞 2008年1月17日(木)

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