2017-07

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北鎌倉の景観を後世に伝える

■山崎・台峯緑地の優れた自然環境を守り後世に伝える

台峯緑地は、市民たちが開発圧力に対抗して守られた鎌倉3大緑地の一つだ(神奈川県鎌倉市山崎・約37ヘクタール)。

約30年にも及ぶ保全運動が実り、2004年12月、宅地開発が計画されていた約27ヘクタールを上限60億円で鎌倉市が買い取り、保全することが決まった。鎌倉市は、隣接する鎌倉中央公園の拡大区域として位置づけ「風致公園」として整備する方針だ。この6月には基本計画を確定し基本設計の策定に入る予定で、2007年度中の都市計画決定、事業認可取得を目指している。

緑が濃くなり始めた5月9日、市民団体「フレンズ・オブ・カマクラ・台峯」(以下「フレンズ」涌井智香代表)が毎月開催している「台峯を歩く会」に参加した。この日の参加は総勢9人。尾根道を歩き、ほの暗い斜面の樹林をくだり、谷戸(やと)におりた。

ウグイス、キビタキ、エナガなど小鳥のさえずりを楽しみながら、カワトンボやキアゲハを目で追い、ガイド役の日本野鳥の会会員の池英夫さんの話に聞き入る。谷戸の湿地にはハンノキが群生していた。

「フレンズ」のメンバーは台峯緑地に近い梶原に住む50代から60代の女性4人。会社員、専業主婦、音楽講師、画家という顔ぶれだ。2001年12月に、「ブルドーザーの前に座り込むような反対運動には抵抗感があるという市民が、参加したいと思う活動をするために立ち上げた」という。

台峯緑地は区画整理組合方式で開発されることになっていた。個人の地権者にとっては、相続税の納税資金調達をしなければならないという現実があった。1996年に開発事業者と地元の個人地権者が土地区画整理組合設立準備委員会を結成し、法的手続きを進めた。

「フレンズ」結成には、「個人地権者の市民」と「緑を守りたい市民」との対立を避けたいということがあったようだ。「多くの人に台峯を知ってもらい、基金で買い取れないか。税金で買い取れないかと思って始めたのがこのコンサートだった」と、メンバーの市川節子さんは振り返る。「台峯の自然の豊かさ、面白さを伝えるトークと、人間が作り出した美しい音楽に触れ、少し理想家になって賛同してもらおう」というわけだ。

2002年に始めたコンサートは、昨年までに7回を数え、参加者は1200人になる。その純益は、作家で精神科医のなだいなださんが顧問を務めるNPO法人「北鎌倉の景観を後世に伝える基金」(北鎌倉台峯トラスト)に寄付し、総額は約44万円になる。

・鎌倉の三大緑地
昭和40年代半ばから後半にかけて開発事業の手続きがはじまり、抗して市民による保全運動が展開されてきた。

・常盤山緑地
公園などを整備する都市計画決定面積は約18ヘクタール。2002年に野村総研が跡地を市に寄贈。残る土地は、2003年までに市が買い取りを完了。2005年、神奈川県知事が特別緑地保全地区として決定の告示。

・広町緑地
都市計画決定面積は、約48ヘクタール。2003年、県・市・市土地開発公社が土地を買い入れた。都市公園(都市林)として整備する。2005年、神奈川県知事が都市計画緑地として決定の告示。

・台峯緑地
全体面積は約37ヘクタール、そのうち、風致公園とする面積は、約27ヘクタール。2005年、市土地開発公社と所有者が先行取得部分(約11ヘクタール)の土地売買契約を締結。先行取得部分以外(約15ヘクタール)は、緑地保全契約を締結。神奈川県は都市計画決定の事務手続きを進めている。残りの約10ヘクタールは都市緑地法に基づく保全配慮地区として位置づけている。

▲JANJAN 2007年5月27日(日)

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