2017-09

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イーホームズの藤田元代表取締役 偽装問題の本質を語る<3>

■イーホームズの藤田元代表取締役 偽装問題の本質を語る
3回にわたる藤田東吾氏へのインタビュー<その三回目>

JanJanで行った元指定確認検査機関イーホームズの代表取締役・藤田東吾氏へのインタビュー。最終回となる今回、藤田氏は、建築確認の申請書類の作成に用いる構造計算プログラムの問題点や、アトラス設計の渡辺朋幸代表がイーホームズへの偽装の情報提供を行った経緯など、耐震強度偽装事件の背景を詳細に語った。

□共通認識あった「大臣認定制度の問題」

藤田氏がアトラス設計・渡辺氏からの指摘を受けて、姉歯氏による偽装を国交省へ報告を行ったのが昨年10月28日。それから何度か国交省の担当者らとの協議を行い、11月11日には、国交省、財団法人・日本建築センター、国土技術政策総合研究所、独立行政法人・建築研究所、指定確認検査機関の東日本住宅評価センターに加え、構造計算プログラムメーカーであるユニオンシステム株式会社を交えての会議が行われたという。藤田氏は会議の議事録を持っている。

この11月11日の会議では、「偽装事件は大臣認定の構造計算プログラムの問題である、という共通認識が得られたはずだった」と藤田氏は指摘する。

議題にのぼったのはユニオンシステムが販売している構造計算プログラム「Super Build/SS2」。「このプログラムでは、耐震数値に、求められているより低い数値を入力しても正常に作動することがわかった。つまり、そもそも建築基準法違反の建物の構造計算書を作ることができるプログラムということ」と藤田氏。

ただし、問題は構造計算プログラムのひとつである「Super Build/SS2」にとどまらない。2005年12月13日の朝日新聞の記事には「国土交通相認定の構造計算用コンピュータープログラム106種類すべてで、計算過程のデータが改ざん可能とみられることが、国交省の調べでわかった」と書かれている。

建築基準法違反の構造計算が可能であるという問題についてユニオンシステムの担当者は「プログラムは日本建築センターに評価され、大臣認定を取得している」と答えたと藤田氏は言う。「だからこそ、確認検査機関ではなく、大臣認定制度の問題だと繰り返し訴えている。にもかかわらず、国交省による11月17日の次官発表では姉歯氏と指定確認検査機関だけの責任にされてしまった」と藤田氏。

藤田氏はまた、耐震偽装が発覚する前の昨年11月14日の時点で、この件に関して読売新聞からイーホームズへの取材があったことを指して、「役人からのリークがあったことは明らか。許せない」とも語った。

□偽装物件「今も放置されている」

「一部の民間人に責任をかぶせる一方で、耐震強度が偽装されている可能性の高い物件が今も放置されている」と藤田氏は指摘する。藤田氏がイーホームズの調査で偽装が発覚したとするのが、アップルガーデン若葉駅前(埼玉県鶴ケ島市)、アパガーデンパレス成田(千葉県成田市)、エグゼプリュート大師駅前(神奈川県川崎市)の3物件だ。

また、国交省で行った「非姉歯物件」の103棟の調査で、15%にあたる15棟に「構造計算に疑問のある点」が発見されたことから、「日本の偽装物件は200万棟以上に及ぶおそれがある。だからこそ、緊急の全棟検査が必要。そして、その賠償責任は国が負うべきだ」と藤田氏は言う。

警視庁などの合同捜査本部は今年4月26日、建築士法違反容疑で元1級建築士・姉歯秀次氏、建設業法違反容疑で木村建設元社長・木村盛好氏、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で藤田氏など、偽装事件にからんで8人を、5月17日には詐欺容疑でヒューザー元社長・小嶋進氏を逮捕。これで耐震強度偽装事件は落ち着いたかに見えた。だが、実際には藤田氏が指摘するように「偽装物件が公表されていない」だけなのかもしれない。

耐震強度偽装事件の発覚から1年。冬柴鉄三国交相は記者会見で「今日までに結論を出して不信感を払拭(ふっしょく)したかったが、安心くださいと申し上げるところまでいっていない」と説明したという(2006年11月17日朝日新聞Web版)。

▲JANJAN 2006年11月20日(月)

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