2017-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

住民の意識を変えない限り日本の景観はよくならない

■庄内の景観づくり探る 専門家らが酒田でシンポジウム

日本の都市計画や建築などの第一人者による「美しい景観を創る会」(代表・伊藤滋早稲田大特命教授)の「美しい景観 酒田シンポジウム」が27日、酒田市の東北公益文科大公益ホールで開かれ、パネルディスカッションなどを通じて、「景観づくりは文化づくりの一環として考えるべき」など、庄内地方の景観づくりについて提言した。

この会は2004年12月、景観法の施行に伴い、伊藤さんら日本の都市計画、建築、土木、造園、農村整備などの第一線で活躍してきた12人で設立。美しい景観づくりを国民運動として展開していこうと、05、06年の2年間を活動期間に、これまで東京都や岩手県、兵庫県など全国6カ所でのシンポジウム、セミナーなどを繰り広げている。

今回は、伊藤代表が酒田市の専門委員を務めている縁などで同市と東北公益文科大の共催事業として、「美しい酒田、夢のある庄内のために」をテーマに開催した。市民ら合わせて約400人が参加した。

はじめに創る会の中村良夫・東京工業大名誉教授、小倉善明・日本建築家協会前会長、楠本侑司・農村開発企画委員会専務理事の3人と、後藤靖子副知事、小松隆二・東北公益文科大学長の5人が提言した。

「山居倉庫を眺めながら食事をしたりできるよう、対岸を整備しては。余韻を大切に、水面を利用した新しいまちづくりを」(中村さん)、「中心市街地は活性化以前に、人が住む方策を考えるべき」(小倉さん)、「街路樹景観を大切に。電線、電柱は撤去し、看板は品格あるものに」(小松学長)といった提言が出された。

続くパネルディスカッションでは、先の提言者5人がパネラーとなったほか、伊藤さんや阿部寿一酒田市長らがフロア参加し、意見交換した。
 
景観づくりの課題や提言として、「景観を維持するには資金がいる。回っていく仕組みづくりを」(後藤副知事)、「農村の景観を壊しているのは都市化と営農の衰退。修景では無理で、農業をどうするか根本を考えないといけない」(楠本さん)、「欧州のように寿命の長い家を建てれば、家にかかる経費が減り、生活の質を上げられる。寿命の長いまちを」(小倉さん)などが挙がった。

また、「棚田で作られたコメが高値で売れるのは文化に金を払っている。これからは文化の生産で経済の活性化を」(中村さん)、「電柱をなくすのも、街路樹をきれいにするのも何とかなりそうだが、屋根を付けろとなると、住民が自分で金を出すことになるので関心が薄れる。その意識を変えない限り日本の景観は良くならない」(伊藤さん)など、意識改革の大切さを訴える意見も出た。

▲荘内日報 2006年10月29日(日)

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

湘南なぎさプロムナードの環境を守る会

no16F no10F

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。