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2020-01

平塚市の七夕まつりに耐震偽装問題の影

■平塚市の七夕まつりに耐震偽装問題の影

全国に知られた平塚のイベント「湘南ひらつか七夕まつり」(7/6~7/9)に、耐震偽装問題が影を落としている。まつりのメイン通りにある耐震強度61%のホテル「パークイン平塚」(平塚市明石町 11階建て)の補強工事がいまだ開始の目途が立っていない。事業者側はまつりまでに補強工事だけでも間に合わせたい意向だが、耐震設計を評価する評定機関のゴーサインは出ていない。主催する市側は、万が一に備えて誘導警備員の増員を行う方針だ。
同ホテルは、元一級建築士姉歯秀次容疑者が構造設計に関与しており、経営するアサヒプランナーズ(遠藤実社長)は昨年11月、自主的に営業を休止した。
同社は昨年末から補強工事に向けて始動。しかし構造設計と、それを評価・判定する機関の委託が難航した。とりわけ評定機関の引き受け手が決まらず、依頼したある団体からも「(建材の強度など)ガイドラインが定まっていない」と断られたという。
ようやく学識者らで構成された評定機関が決まったのは今年2月中旬。4月25日に初めての評定委員会が設けられたが、さらに部会を重ねながら工法を改善する必要があるとのことである。
評定機関の委員会は月一回開催のため、委員会から「設計が適合する」との評価を受けられるのは、最短で5月下旬ごろの見込み。七夕まつりの開催日には間に合わない可能性が強まった。しかし遠藤社長は「安全性を確保できる耐震補強だけは、とにかく急ぎたい。打てるだけの手は打っている」と話す。
ホテルが面している湘南スターモール商店街にはまつりの当日、大型の竹飾りが並ぶ。一日に約60万人が行き交うメインストリートだ。通りを管理する市では、地元商店街などの意向もあり、「平塚市では代わるものがない大イベント。(補強が間に合わなくても)中止の選択肢は考えられない」(商業観光課)。
平塚商工会議所や地元商店街では「違反建築物が中心街にあるのは困る。イメージダウンにもつながる。すみやかな対応を望みたい」といい、地元商業者は、市や事業者に幾度か要望してきたと話す。
一方で、同会議所に所属する建築業者らはこんな本音を漏らす。「現行の耐震基準ができる以前に建てられたビルの中には(パークイン平塚と)同程度か、低いとみられる強度の建物が少なくないのも事実。ホテル一軒のために、まつりを規制することは現実味に欠ける」とし、成り行きを見守っている。

▲カナロコローカルニュースby 神奈川新聞 2006年4月30日(日)

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