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2010-05

大分建築士会 景観整備機構に指定

■大分建築士会 県内初「景観整備機構」に指定

景観法に基づく「景観整備機構」として、大分県内では初めて県建築士会(芳山憲祐会長)が指定された。県内の景観の形成・保全・整備を担う法的な“ライセンス”で、いわば組織全体として「景観への責任」を宣誓した形。同会は「自覚を持って美しい地域社会の実現に取り組みたい」と意気込んでいる。



県などの景観行政団体(自治体)が、申請のあった公益法人などの実績などを判断した上で「良好な景観形成を担う主体」(景観整備機構)に指定する制度。全国では景観関連のNPO法人や造園団体など64組織(3月末現在)が地元自治体から指定を受けている。


県建築士会は県内の1、2級建築士ら1505人が所属。2007年4月には「おおいた地域貢献・まちづくり活動センター」を組織内に設け、地域の歴史的な街並み形成や民家調査のほか、景観計画の策定支援などにも参画。今回、専門知識を生かした各種の活動が認められ、県の指定を受けた。


今後は指定法人として
(1)関連事業者への専門家の派遣、情報提供、相談、援助
(2)景観形成に関する調査研究
(3)対象事業の実施や参加 
―などの業務に当たる。


5月7日に県庁で指定書の交付式があり、芳山会長が受け取る予定。同会は「より良い景観をつくることを組織の"志"とし、地域密着型の専門家集団として活動していきたい」と話している。



▲大分合同新聞 2010年4月27日(火)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127234708452.html
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二子玉川の環境破壊(2) 多摩川暫定堤防

二子玉川暫定堤防反対

■二子玉川の環境破壊(2) 多摩川暫定堤防

二子玉川南地区の多摩川の川岸では暫定堤防の建設工事が進められ、自然が破壊されている。もともと二子玉川南地区は既存堤防よりも川寄りに位置している。これは地域の住民が川べりの景観を破壊する川岸への堤防建設に反対したためである。川べりの自然環境と共存してきた二子玉川南地区であったが、国土交通省は2009年11月頃から暫定堤防の建設に着手した。

暫定堤防の建設地域は鳥獣保護区であり、「せたがや百景」に選定された松林(多摩川沿いの松林)があった。役所広司と渡辺謙が共演した映画「絆」(根岸吉太郎監督)に登場した桜も存在する。これらの貴重な自然が暫定堤防建設工事で破壊される。既に松林は伐採され、一部の樹木だけが移植された。しかし、元々の松林は樹齢百年を超える樹木が群生して根が絡み合っており、簡単に根付くものではない。

根付く前に洪水でも起きれば、水によって掘り起こされ、倒木が障害となって大きな災害を起こす危険もある。兵庫県佐用町などを襲った台風9号の豪雨水害(2009年8月)も流木が被害を拡大させた。

松の木を移植した場所は公園になる予定であるが、数日前の雨でできた水溜りが広がっていた。

暫定堤防建設のために樹木を伐採して裸地だらけになった結果、雨水浸透力が落ちている。暫定堤防が内水氾濫の危険を増大させるとの住民主張の正しさを裏付ける状況である。

暫定堤防建設は区民の憩いや遊びの場も減少させた。玉川一丁目河川広場の入口には世田谷区玉川公園管理事務所と国土交通省京浜河川事務所田園調布主張所の連名で「多摩川の河川工事に伴い、11月16日をもって閉鎖いたします」との看板が立てられていた。

この看板は手続き上の問題を示す証拠となる。世田谷区議会では議案第99号「世田谷区立身近な広場条例の一部を改正する条例」が2009年12月4日に自民党、公明党、民主党などの賛成で可決され(共産党、生活者ネットワーク、社民党などは反対)、玉川一丁目河川広場は廃止された。

廃止されるまでは玉川一丁目河川広場は広場として存在しており、行政が条例に基づかずに広場を閉鎖したことになる。これに対して区議会は広場廃止の議決で追認した。行政の暴走をチェックするのではなく、事後的にお墨付きを与える機関と成り下がったかのような区議会の議決に日本の民主主義とは何かと自問した住民も少なくない。

残された樹木には「桜や松を切るな!これ以上自然を壊すな!」の横断幕などが付けられ(写真参照)、住民側は必至の抗議活動を続けている。

▲JANJAN 2010年3月30日(火)市民記者 by 林田力(写真共に)
http://www.janjannews.jp/archives/2965799.html

二子玉川の環境破壊(1) タワーマンション

二子玉川タワーマンション

■二子玉川の環境破壊(1)二子玉川ライズタワー&レジデンス

二子玉川(東京都世田谷区)の環境を考える住民団体が集う「二子玉川の環境を守ろうお花見交流会」が2010年3月27日に開催された。

一年前の同時期に二子玉川東地区再開発の見直しを求める「にこたまの環境を守る会」では集会を開き(「これで良いのか二子玉川再開発」開催)、集会終了後には花見をした。今回は再開発問題だけでなく、他の問題に取り組む団体も参加し、それぞれの現場(二子玉川ライズタワー&レジデンス、玉川の暫定堤防、三菱地所の玉川1丁目マンション)に足を運ぶことで、相互に問題を理解しあった。4月3日の11時(雨天4日)にも多摩川の川岸で再び「お花見交流」が行われる。

本記事では「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の問題について述べる。「二子玉川ライズタワー&レジデンス」は二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業で建設された超高層マンションである。タワーイースト・タワーセントラル・タワーウェストの3本のタワーを中心とする分譲マンションである。2010年5月竣工予定であり、完成に近づきつつある。

近隣住民は風致地区の二子玉川に超高層マンションは不似合いであり、日影被害や景観破壊・電波障害、人口増加による鉄道・道路のパンクなどの問題があると指摘している。お花見交流では「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の風害と圧迫感を改めて確認した。

急速に発達した低気圧の影響で3月21日に吹き荒れた強風は、「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の風害の強さを示す置き土産も残した。「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の目の前にある樹木が曲がってしまった。近隣住民は強風がビル風で増幅された結果と分析する。

再開発地域の南側に位置する二子玉川南地区では「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の圧迫感は想像以上である。一見すると細長いタワーマンションでは圧迫感は相対的には小さいと考えたくなる。しかし、3本のタワーが微妙な位置関係で建っている「二子玉川ライズタワー&レジデンス」では、どの角度から見ても視界を大きく遮ることになる。

この3本のタワーの位置関係はマンション購入者にとっても微妙である。写真撮影時はタワーセントラルがタワーウエストの日陰になっていた。タワーセントラルは他の時間帯はタワーイーストの日影になる。日影になるような高層マンションの高層階が住民にとってメリットがあるか疑問である。

多摩川の河原からでも「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の圧迫感は大きい。河原と再開発地域の間に位置する南地区の住民の圧迫感は甚大である。これだけ近くに見えるならば、上から覗かれるというプライバシー侵害も現実的な懸念になる。

再開発の反対運動では、これまで再開発地域の北側の被害に注目する傾向があった。伝統的な日照権の枠組みでは高層建築の被害は建設地の北側に目が向きがちである。また、再開発差止訴訟控訴審の争点になっている洪水被害も再開発地域の北側の問題である(「二子玉川再開発差止訴訟は洪水被害が焦点」)。しかし、南側にも被害を及ぼしている問題であることを実感した交流会であった。

△JANJAN 2010年3月29日(月)市民記者 by 林田力(写真共に)
http://www.janjannews.jp/archives/2958303.html

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